2018年06月03日

戯曲選考結果

第3回とよた演劇祭『美術がうみだす舞台』上演戯曲発表

2018年5月下旬、豊田市民文化会館にて選考会が行われました。
厳正なる選考の結果

『会議あるんですか』テラ・マルミ

に決定いたしました。おめでとうございます。

 [選考委員のコメント]
色々想像の余地があって面白い。登場人物のキャラが最初に設定されていないのが逆によい。
会話のテンポも良く、想定している俳優の動きが面白く、舞台美術、空間全体で遊べる可能性がある戯曲であった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
[総評]
全体として、この世ではないものを扱った作品が多かった。幽霊もの、あるいはゲーム系やSF系。向こう側の世界、脳内世界、恨み、無念、妬み、嫉妬、殺意。世界がそこで閉じてしまっているという印象。そこを突き破ったり、反転させたり、広がりを持たせる作品が少なかった。また、社会や環境、時代、との接点も少ないように感じた。時代や環境の変化、閉塞あるいは、止まっている時間に対し、抗いあるいは流され葛藤しながら生きる人間の姿がみたかったように思います。

[選考委員]
杉山至 図師久美子 太田竜次郎 古場ペンチ とよた演劇祭実行委員会

[とよた演劇祭実行委員会 代表コメント]
豊田市ってトヨタ自動車の本社があると知らない人もいる中で、こんな小さなイベントに県内外から11作品の応募がありました。私共には嬉しい悲鳴です。誠にありがとうございました。今回は「舞台美術のイメージ図から、想像し創作した戯曲の募集」という新たな取り組みに挑戦しました。通常は戯曲が出来たのち舞台美術の製作が一般的ですが、そもそも人は音楽を聴いたり、写真を撮影したり見た時に、五感を遣った情報収集と、そこから己の内面にある感情とリンクさせて『寂しい、暗い、幸せそう、あの人元気にしているかしら?これはきっとユートピア』等々と想像や感情にアクセスするものです。ならば、舞台美術のイメージ図から、どんなアクセスをするのかしら?と興味を持ったのが始まりです。
何もない会議室の空間から舞台美術家 杉山至さんが想像し創作した舞台美術が戯曲執筆の手がかりにもなった今回のイメージ図でした。当初は、がっつり形のある舞台美術をお願いしましたが、至さんのアドバイスもあり、もっと抽象的にし作家の想像性に期待しました。
戯曲選考で大切なポイントは「舞台美術から想像し創作したのか」で、いくらイメージ図から想像したとしても自己完結や、読み手が想起できなければ今回の空間、美術でなくてもよいよね。となります。お客さまにきちんと届くのかを考えながら選考しました。
私共も皆さまの戯曲を手にしながら「寝不足だよね、どんな顔しながら書いていたのかな?」と想像し合いながら選考に臨みました。限られた時間の中で貴重な時間を当イベントに費やしてくれたことに、大変感謝しております。
想像のリレーは美術と戯曲から演出、ダンス、出演者と繋がれていきます。引き続き、とよた演劇祭を宜しくお願いします。

とよた演劇祭実行委員会 代表 図師久美子


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